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ブラジルDUBBING COMPANIES レポート2012|A~C社

●A社(サンパウロ)


非常にしっかりとした会社という印象でした。経営者が元国連職員のドキュメンタリー制作者ということも
あり、唯一経営者が完璧な英語を話す会社でした。彼がコロンビア出身ということもあり、ボコタ
(コロンビア)とマイアミ(米国)支店があり、それぞれスペイン語と英語のダビングを行なっている
とのこと。彼の話の中で「品質重視」という言葉が何度も聞かれました。5つあったダビング・スタジオが
全て埋まって、収録中だったのには驚きましたが、それだけ需要があるという表れなのでしょう。
しかしながら、60をとうに過ぎていると思われる経営者は映画製作のディレクター兼プロデューサーとしても現役で、ボコタ、マイアミ、サンパウロ、リオ(週末のバカンス)を飛び回っているという精力的な姿が
印象的でした。

 

 

●B社(サンパウロ)


CM制作などの広告関連の仕事から始まったということだけあって、モダンな家具やポスターなどが目をひく、洒落た感じのオフィス。声優やタレントたちの待合室のようなところには多数の声優が和気あいあいと
おしゃべりを楽しんでいました。番組を収録できる自社スタジオがあり、丁度ディレクターとキャスターらしき人が打ち合わせをしている最中で、社内は明るい活気があふれていました。経営者は英語は堪能ではなく、
秘書らしきペルー出身でインタースクール育ちの女性が完璧な英語で説明してくれました。

 

 

●C社(リオデジャネイロ)


声優だったという30代後半の男性と奥さんが経営者で、彼ら所有の古い建物をスタジオ兼オフィスにして
使っているというところで、アンティークな雰囲気が漂うオフィス。会社としてはまだ若い感じがあり、
英語での会話に不安があったのか、経営コンサルタントらしき人が登場し、パワーポイントを使ってプレゼンを始めたのには驚きました。新しい仕事の獲得に意気込みが強く感じられました。丁度ランチタイムごろの
訪問でもあったからか、軽食の用意をして歓迎してくれました。

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