表参道のスパイラルガーデンで行われていた、近藤高弘展「TRANS-FORM」の最終日。
仕事を終えてやっとこ18時半、ギリギリに滑り込む。
近藤さんとは、数年前に知人に紹介されてお会いしてから、ご一緒する機会はなかったのだが、今年の夏に京都のアトリエに数人の友人と共に招かれ、
「ミスト」や「銀滴彩」の制作現場を目の当たりにすることができた。
アトリエの2階にはいい感じの古い染付けが無造作に飾られ、棚には陶芸やアート関連の書籍が整然と並べられ、高めに設けられた窓からは、京都山科の山間の
風景が一望できる。とても気持ちの良い空間だった。
陶芸一家に生まれ育ち、「伝統とは何か」を身体全体で理解しながら新素材や現代アートに表現の対象を求め続ける近藤氏。彼の作品は初期の段階から、
メトロポリタン美術館をはじめとする多くの海外有名美術館に所蔵されている。
近藤さんとの話は面白く、尽きず1時間以上も立ち話をしてしまった。
「アーチストの海外戦略・・・」是非また教えてください・・・。
近藤高弘の世界
https://www.kondo-kyoto.com/taka/
本日付で、株式会社になってから、初めての社員が入社。
映像翻訳がやりたくて大手電気メーカーからの転職した20代。
これでリンガルセクション、クリエイティブセクション共に3名ずつ。
今のところ、丁度いい人数かな、と思う。
しかし・・・、こんなにたくさん社員を抱えて大丈夫?とも思う。
私自身がついこの間まで、被扶養家族だったのに・・・。
前途有為な若者たちをこんなに抱えてしまって・・・扶養していくなんて無謀かしら・・・
という思いはなかなか消せないのだが、
「目の前の仕事をひとつずつ、誠実にこなしていくしかない」と
とにかく足元をしっかり見ていけば大丈夫と自分に言い聞かす。
しかし、どんなに悩んでも最後は
「皆が幸福になるように、と願ってやっているのだから
きっと神様は悪いようにはしないよね」
と日ごろは無宗教のくせに
「カミサマ、お願いね」とつぶやいて、とっとと眠りにつくのだ・・・。
(どの神様かはわからないけど・・・)
月末。一日が経理処理で過ぎてゆく。
一番悩ましいのは給与計算。一応正社員が7人。
毎月月末は、誰にいくらどういう加算手当をつけるか、
経理ファイルとタイムカードと日報をひもときながら、考える。
正当な評価とはどうあるべきか、と毎月決まりごとのように、悩む。
いっそ、自己申告制にしてみようか、などと考える。
いつもとりとめもなく、考える。
15時前、ネットバンキングの締め切りが思考のタイムアウト。
どうしても、最後は、エイヤッ、となる。