2007年7月に赤坂から富ヶ谷に移転してから、約2年が経ち、いつの間にか、富ヶ谷オフィスも手狭になってきてしまいました。この半年ほどは社長
室を打ち合わせ室として使用してきましたが、男性が2名も入ると空気が薄く感じるほどの狭さに何とかしなければと思い続けてきました。また、NHK村を中
心として、本社オフィス以外の場所で働くスタッフも増えてきましたが、なかなか一堂に会する機会を持てぬまま、時間が過ぎてきました。外で働くスタッフた
ちが、気軽に立ち寄って、ランチをしたり、休息をとったりできるスペースを作りたい、という思いもありました。
そんな時に、オフィスお向かいの、ツインヒルズ代々木公園イースト館にたまたま空き室がでましたので、この度、思い切って、インプレオ・イーストを
オープンすることにしました。こちらの場所は、当面は主に打ち合わせ用、集会用として使用していきます。可能な限り、月一回程度、サロン・ミーティングと
称して、毎回テーマを設け、ゲストをお招きして、スタッフ一同が会する機会を作っていきたいと思っています。
インプレオ・ウエスト(本社オフィス)にはPCが20台はあるでしょうか・・・。PCリテラシーの高いスタッフたちのおかげで、なかなかにデジタル
化の進んだオフィスになったと自負しています。リンガルもクリセクも、IT時代の先端を追い続けながら業務の効率化を常に考えてくれています。しかしなが
ら、インプレオ・イーストはあえて、アナログ、アンティークな雰囲気にしてみました。
時間に追われる時代だからこそ、たまには時間がゆったりと流れていた時代の雰囲気を感じてみるのもいいかなとも思うのです。イーストとウエスト、
まったく雰囲気の違う二つの場所を行き来しながら、少しばかりの気分転換を図ってくれればいいなと思います。そして、また、このインプレオレオ・イースト
が、新たにクリエイティブな発想や企画を生み出す場所になっていくことを願っています。
うっ。すっかりご無沙汰してしまった、日々是々記。
WEB制作会社の社長としては恥ずかしい限り。
いろんな人に更新感が大事!なんて強調しておきながらね。
書くことは嫌いではないのです。ただ、書いていいことと書いたらまずいこと。
書きたいことと、書くべきことと。
その選別の煩わしさを考え出したら、筆が進まなくなるのです。
何も考えずに書きたいことを書けたら、どんなにか良いか。
読者がそんなにいるわけではないことも重々承知なのだけど・・・。
私は書き出したら止まらなくなるタイプ。
「インプレオ・ストーリー」
も「K子ちゃんとわたし」も一気
に書き上げて、1回でアップするには長すぎる、と社員に言われる始末。弊社のHPの場合、HPを通してお仕事の依頼が入ることはほとんどない。正直言って
ない。そういう意味では効果ゼロ。しかし、求人をした場合、しっかりHPを読んできてくれる人が多い。
「御社の雰囲気と理念に共感しました」
「理想を実現している人がいることに感動しました」
とまで言ってくれる人も多い。
いやはや、気恥ずかしい。
ただ、いい人材が集まってきてくれることに、このHPが一役買っていることは間違いないと思う。立派な社是も社風もないけれど、なんとなく「こんな感じ」
で行こうねという空気を共有しているとは思う。
だからこそ、ちゃんと書くべきなんだよ。社長!渇!!・・・・改心。
母は愚痴を言わない忍耐強い人だった。
父はあれこれ煩く言う人ではなかったけど、女の子はみっともないから暗い顔をするな、という事だけはいつも言っていた気がする。
なので、私自身も自然に愚痴っぽくは育たず、むしろ、愚痴や文句を言うと言った先からその言葉が自分の身体に染込んでしまいそうで、口にすることが
はばかれたし、明るい顔をしていれば悪いことはそう起こらないのではないかと、思うようになっていた。
父や母の教えは知らず知らずに、自分自身に大きな影響を与えていたのだなと、最近つくづく思っていた。しかし、先日不覚にも、大きな深いため息をつ
いてしまった。
「ママ、大丈夫?インプレオ大変?」
そのため息の様を見ていてた、中二の息子が聞いてきた。
彼はこのごろ母親がなにやら細々とやっている会社経営に興味津々になってきて、時折、「インプレオ」という文字をネットで検索したりしているらしい。
「う。ううん。ちょっと疲れただけ」と答えると、
「ママからインプレオをとったら、ただのボケボケおばさんだよ。がんばんな」
と力強く励まされてしまった。確かに、インプレオがなかったら、私はいまだ夢見るボケボケおばさんだったかもしれない。
「そ、そだね。がんばる」
小さなジェントルマンの母親に対する認識は矯正したい気もするが、おお、ここに心強い味方がいたじゃないかと、少し心が軽くなった出来事だった。