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連載 第12回 K子ちゃんとわたし|私の再デビュー

私は年子で生まれた子どもたちが幼稚園に通いだすと、少しずつ仕事を再開し、
1年後にはSOHOで一人会社を作ってしまった。
私の育児モード全開期が、丁度パソコンや携帯電話が一気に普及した時期で、
気付くと既に浦島太郎になりかけていた。
それでもHP関連の仕事を就けたことで、高速IT時代の末尾に
ぶら下がっていることが出来ている。

私の仕事復帰を一番喜んでいたのはK子ちゃんだったかもしれない。
以前のように、仕事上の様々な話ができることを喜んでくれていた。
そして、少しずつ会社の体をなすようになっていくのを間近に見て、
面白がりながらいつも喜んでいた。
上場直後の超多忙期でも、私の会社の飲み会には必ず顔を出してくれて、
私の暴露話を披露したりしながら場を盛り上げてくれていた。

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